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Kochi University of Technology

フューチャー・デザイン(FD)社会実験


概要 持続可能な食料消費(SFC)と持続可能な食料生産(SFP)を採用することは、気候変動に対処し、健康状態を改善し、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために不可欠である。しかし、人々がSFCとSFPへの持続的なシフトを行う動機についてはほとんど知られていない。フューチャー・デザイン(FD)社会実験では、個人が将来世代の視点から問題を考え、行動を起こすというユニークなアプローチを探求している。これらの実験は、「FDのアプローチは食料消費と生産にどのような影響を与えるのか」という問いに取り組み、「FDはSFCとSFPへの持続的なシフトを誘導する」という仮説を検証することを目的としている。ベースライン群、話合い群、FD群という3つのトリートメントによる社会実験を行う。世帯レベルでの有機野菜と非有機野菜の消費と生産に関するデータを収集する。ベースライン群では、家計は消費と生産を報告する。話合い群では、さらに家族間で熟議し、消費と生産に関するビジョン、ミッション、戦略を考える。FD法では、参加者は過去、現在、未来の世代の視点を加えて、同じ問題について熟議する。その結果、FDのアプローチは、SFCやSFPへの持続的な変化を促す大きな可能性を示している。
Tags 令和6年度第9回サイエンスカフェ
作成日 2025-04-10 15:18:00
更新日 2025-04-10 17:21:31




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