[学内公開限定]コンクリートの高機能化によりカーボンニュートラルを促進するための技術開発
概要
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コンクリートの主たる構成材料であるセメントの製造に伴い排出される二酸化炭素は、現在の世界の年間総排出量の8%を占める。セメントの主原材料である石灰石(炭酸カルシウム)は代替不可能であり、コンクリートの使用には膨大な二酸化炭素の排出が伴うことになる。カーボンニュートラルのための技術開発は喫緊の課題である。 高知工科大学システム工学群コンクリート研究室/総合研究所持続社会建設材料研究室では、重力の作用のみで型枠内へ充填する自己充填コンクリートの汎用化、高濃度炭酸水浸漬による廃コンクリートの原材料への再生技術、および木質バイオマス発電の副産物である木灰のみをセメントとして用いた木灰コンクリートの実用化、の3本柱で研究を行っている。今回は、カーボンニュートラル促進の観点から、これらの研究における、コンクリートに高機能を付加するための技術開発について説明する。 |
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学内公開限定, 令和6年度第3回サイエンスカフェ |
作成日 |
2024-06-21 10:36:25 |
更新日 |
2024-06-21 12:04:16 |
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