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Kochi University of Technology

[学内公開限定]走査型トンネル顕微鏡を活用した光誘起新物質相の探索


概要 水が氷や水蒸気に変わるように、物質は温度や圧力など外部環境の変化で、同じ組成でも物理的性質が違う状態(相)に変化する。これは平衡相転移といい、物質を構成する原子と電子が相互作用しながら渾然一体となって変化する準静的過程と捉えられる。一方、特定の物質では、光を当てるだけで相転移が起こることが知られており、これは光誘起相転移と呼ばれる。この現象は、温度換算で数万度のエネルギーを持つ光が物質中の電子のみを選択的に変化(励起)させて非平衡に進展し、平衡相転移では実現し得ない隠れた物質相にも到達できる可能性を秘めているため、新材料の創製法として応用が期待されている。我々は、原子分解能で物質表面を観察できる走査トンネル顕微鏡を用いて、この光誘起相転移を微視的に解明・制御しようと研究を進めている。本講演では、我々が対象とするグラファイト-ダイヤモンド光誘起相転移について、これまでの研究内容を紹介する。
Tags 令和3年度第5回サイエンスカフェ
作成日 2021-09-07 09:21:19
更新日 2021-09-07 11:38:34




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