[学内公開限定]力学的合理性の観点からの個人のバランス評価
概要
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立位のバランスメカニズムは未知であり、個人差の測定法やトレーニング法の開発は手探りで行われてきた。本講演では、力センサと慣性センサに基づく簡易な重心計測と、外部刺激に対する定常応答を簡易なシステムと仮定することで、バランスの個人差を可視化する取り組みを紹介する。 アプローチは、あらゆる対象を単純化するものである。身体を剛体モデルとみなし、応答を重心位置や頭部位置で代表させる。応答のシステム化のために、重心位置のフィードバックに加えて床の速度に合わせた姿勢制御を仮定することで、個人の遅延特性や視覚による補償の影響の強さを調べられる。 本研究では、工学分野の古典的なアプローチにより、先駆的な結果が得られる。基礎技術を確立して診断やリハビリへの応用を目指している。 |
Tags
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令和3年度第1回サイエンスカフェ |
作成日 |
2021-04-23 13:42:16 |
更新日 |
2023-06-27 10:48:26 |
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