［学内Web限定］消費文化におけるカテゴリーのダイナミクス：渋谷系音楽を事例として
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概要
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本発表では、市場におけるカテゴリーの創発プロセスについて検討します。私が専門とする消費文化理論（Consumer Culture Theory＝CCT）の領域では、消費者を含む様々な社会のプレイヤーの相互作用により、市場のありようが変化する現象についての研究が近年盛んになっています。その中で見逃されていると考えられるのが人々の用いる「カテゴリー」の創発や変化といった現象です。カテゴリーは、消費者と生産者の双方にとって市場における意思決定の重要な基盤であり、経営学では組織や市場、製品のカテゴリーが主に企業の戦略によりいかにして創発したり変化したりするかについての研究蓄積があります。一方、経営学の市場カテゴリー研究では、CCTのように消費者が形作る文化に関心があるわけではないので、消費文化を起点としたカテゴリー創発についてはほとんど検討されていません。本発表では、日本における「渋谷系音楽」という音楽ジャンルを事例に、消費者の文化が起点となって市場における既存の分類枠組みとは異なるカテゴリーが創発する現象について検討した私の研究について紹介し、それがCCT研究について持つ意義等について議論していきたいと思います。 |
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Tags
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r4年度第4回サイエンスカフェ |
| 作成日 |
2022-07-21 15:30:34 |
| 更新日 |
2023-06-26 17:10:29 |
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