[学内公開限定]周囲の環境に対する安全性の知覚と持続可能性意識の関連
概要
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持続可能性を守るためには将来世代への利他性が重要であるとされているが,これを発揮するためには未来や他者といった「いまここの自分」から離れた対象について思考する必要がある。現在自分がおかれている環境が安全でない状況では,今目の前にある問題に対処する必要があるため,「いまここの自分」から離れた対象について思考することが難しくなる。これらの背景から,「自分は安全である」という知覚が持続可能性への意識と関連すると考えられる。しかし,安全性の知覚に影響を与える要因は様々であり(社会的要因,身体的要因など),その測定には網羅的に安全性の知覚を捉えることができる尺度を新たに開発する必要がある。本講演では,はじめに安全性の知覚尺度の開発に関する研究について述べる。そのうえで,安全性の知覚と持続可能性意識の相関を検討した研究について述べる。 |
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学内公開限定, 令和6年度第3回サイエンスカフェ |
作成日 |
2024-06-21 10:36:43 |
更新日 |
2024-06-21 13:18:24 |
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