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Kochi University of Technology

[学内Web限定]透明酸化物半導体が拓くSmart Electronics


概要 金属は電気を流し易い導体に、透明なガラスは電気を流さない絶縁体に区分される。その中間的な性質を持つ半導体は、物質中の自由電子密度制御により、金属的な性質から半導体・絶縁体的性質まで広範囲な物性制御が可能である。透明かつ金属的伝導(電気を流しやすい)を示す金属酸化物材料は太陽電池やディスプレイ等の光学素子に広く用いられてきた。我々は透明金属材料である酸化インジウムに着目し、その金属的電気特性を半導体に転移(金属-半導体転移)させることに成功し、酸化物半導体トランジスタの性能を世界最高レベルに向上させることに成功した。今回は、2022年2月にNature communicationsに掲載された我々の研究を紹介しつつ、透明酸化物半導体による新たなエレクトロニクスの可能性に関して紹介する。
Tags r4年度第1回サイエンスカフェ
作成日 2022-04-26 16:46:04
更新日 2023-06-26 17:12:39




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