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Kochi University of Technology

秋季入学に関する比較教育学的考察


概要 昨年度の新型コロナウィルスの世界的蔓延に際し、我が国の学校教育機関は特に小、中学校において2ヶ月近く休校措置が執られたことに起因し、政治主導で学年始期を5ヶ月間ずらし、9月入学制導入要請が声高に叫ばれたことは記憶に新しい。
実は、日本の学校教育制度における学年始期は、明治以降の学制改革によって9月を始期として始まったが、様々な経緯を経て現行の4月におさまったものである。また、世界各国を概観すると、学年始期は多様であり、その要因もまた複雑である。9月にすれば、世界の主要国に比肩されるという安易な意見は、科学的根拠基づいている訳ではない。
今回のサイエンスカフェでは、これらの世界的現状を比較教育学的アプローチから分析し、全体構造を俯瞰するとともに、実際に学年始期を移行させた国の事例を紹介しつつ、コロナ禍における提案がどのように捉えられるかを考察してみたい。
Tags 令和2年度第12回サイエンスカフェ
作成日 2021-04-23 13:41:08
更新日 2021-04-23 20:56:55




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