[学内Web限定]里山工学 現状と課題
概要
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地域連携機構では,2010年から植物資源に関する研究を行っており,筆者は衛星リモートセンシングと地理情報システムを用いた解析を担当した.2012年に有用植物に関する現地調査を開始し,それらが里山に広く分布していることから,里山の再生が急務であると認識した.2016年に里山工学を立ち上げ,修士1年生向けのアクティブラーニング形式の授業を開講した.里山工学は,自然環境情報と歴史民俗情報を集積し,自然に対する人為的な介入が自然環境や暮らしにどのように影響を及ぼすか予測する.その予測結果を用いて,持続的な暮らしのために最適な社会基盤のあり方を示す学問である.学生たちは,自分の専門性を生かして,様々な課題解決を試みている.今回は,アクティブラーニングとしての里山工学について,これまでの成果と課題について紹介する. |
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r4年度第5回サイエンスカフェ |
作成日 |
2022-08-30 16:27:32 |
更新日 |
2023-06-26 17:09:46 |
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