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Kochi University of Technology

[学内公開限定]ゲノム編集ツールCRISPR-Casの切断活性に関わるガイドRNAの配列特徴


概要 CRISPR-Casシステムは、ゲノム編集技術に革命をもたらし、生命科学、医学、農学の分野で幅広く利用されています。このシステムは、特定のガイドRNA(gRNA)とCasタンパク質の複合体が、配列特異的にDNAを切断するメカニズムを利用しています。切断配列を規定するのは、gRNAの一部であるスペーサー配列なのですが、この配列によっては切断効率に顕著な差が生じることが問題となっています。私たちの研究室では、多くのCRISPR-Cas9のgRNAについてゼブラフィッシュ胚への顕微注入実験を行うことで、gRNAの切断活性を評価しました。そして、得られたgRNAの切断活性と配列との関係を統計的に分析することで、切断活性に影響を与えるgRNAの配列特徴を明確にしました。また、このような実験でCRISPR-Casの切断活性を調べる際には、サンガーシーケンスの波形データに基づいて切断部位における塩基配列の挿入欠失頻度を出力するウェブツールが用いられますが、これらのツールの精度を評価した最近の研究の一端も紹介します。
Tags 令和5年度第10回サイエンスカフェ, 学内公開限定
作成日 2024-04-17 16:49:29
更新日 2024-04-17 18:52:24




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